「体の内側から潤う」ナッツ・ベリー・ハーブティーで冬の乾燥悩みをサポート
冬になると、肌の乾燥やゴワつきが気になりやすくなります。外側からのスキンケアも大切ですが、同じくらい重要なのが“内側からのうるおいケア”。
そこで今回ご紹介するのが、毎日の暮らしに取り入れやすい『ナッツ・ベリー・ハーブティー』です。
どれも自然素材ならではの風味が楽しめ、体にやさしく寄り添いながら、冬の乾燥によるゆらぎをサポートしてくれます。
「難しいことは続かない」「忙しくて時間がない」という方でも大丈夫。ヨーグルトに混ぜたり、仕事の合間にハーブティーを飲んだりするだけで、手軽に“うるおい意識”を習慣化できます。
ここでは、冬の乾燥が気になる理由や、ナッツ・ベリー・ハーブティーの取り入れ方、朝におすすめの“うるおいルーティン”などをご紹介します。
なぜ冬は乾燥しやすいの?
冬は気温と湿度が下がり、空気中の水分量が一気に減少します。そのため、肌表面から水分が逃げやすく、乾燥を感じやすくなります。
さらに、暖房による“室内の乾燥”も重なり、肌がゆらぎやすい状態に。
だからこそ、外側のケアと一緒に、日々の食事で内側からのうるおいを意識することも大切とされています。
食生活で取り入れやすい‘’うるおい肌‘’におすすめの食材
冬の乾燥対策に、普段の食生活に取り入れやすい ナッツ・ベリー・ハーブティー をご紹介します。
ナッツ類やベリー類、ハーブティーには、ポリフェノールやフラボノイドなどの植物由来成分が含まれており、外的環境からのダメージに配慮した食生活を意識する際に注目されている成分です。
★参考:National Library of Ⅿedicine 「植物由来の抗酸化物質:肌の健康と老化プロセスにおける重要性」
ナッツ類(くるみ・アーモンド・ピスタチオなど)
ナッツは、寒い季節にぴったりの食材です。
くるみやアーモンドには、ビタミンEが含まれており、日々の食生活でバランスよく取り入れることで、
うるおいを意識した食習慣のサポートが期待されています。 β-カロテンやビタミンCが豊富な野菜や果物と一緒に摂ることで、相乗効果でさらに‘’肌の潤い‘’効果が期待できるとされています。
ピスタチオには、β-カロテンとルテインといった抗酸化作用のある成分が含まれ、ビタミンCやEが豊富な食材と一緒に摂ることで、抗酸化作用がアップします。
そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトやサラダに加えやすいのも魅力。
毎日の食事に、無理なく取り入れられる“うるおい意識”食材です。
ベリー類(クランベリー・ブルーベリーなど)
冬の乾燥が気になるとき、食卓に彩りを加えてくれるのがベリー。
ブルーベリーやクランベリーなどに含まれるポリフェノールの抗酸化・抗炎症作用により、紫外線や環境ストレスなどから肌を守り、肌の健康を支えるはたらきが期待できるとされています。
甘酸っぱい味わいで、ヨーグルトやオートミールとの相性も良く、続けやすいのが魅力。
ドライベリーなら下準備も不要で、自然の風味を楽しみながら、毎日の食事に取り入れやすい食材です。
★参考:MDPI「皮膚の健康のための外用化粧品としてのベリー果実エキス」
ハーブティー(ローズヒップ・カモミール・ルイボスなど)
冷えやすい冬に、心と体を温めてくれるハーブティーは頼れる味方です。おすすめは、ローズヒップやハイビスカス、カモミール、ルイボスなど。
ローズヒップは、‘’天然ビタミンCの爆弾‘’と呼ばれ、レモンの約20倍以上ものビタミンCが含まれています。ほかにも、ビタミンEやAなども含まれ、それらには強力な抗酸化力があるため、肌の構成成分であるヒアルロン酸やエラスチン、コラーゲンなどの劣化を抑制するはたらきがあるとされています。
また、カモミールやルイボスなど多くのハーブティーにポリフェノールなど、抗酸化・抗炎症作用に優れた成分が含まれています。
カフェインを控えたい時にも取り入れやすく、仕事中や夜のリラックスタイムなど、シーンを選ばず楽しめるのも魅力です。香りや風味を気分によって選べるのも嬉しいポイントです。温かいハーブティーを飲むことで、“巡り”を意識した冬の習慣づくりにもつながります。
★参考:National Library of Ⅿedicine 「ローズヒップ(Rosa canina L.)のマウス黒色腫細胞のメラニン形成および褐色モルモットの色素沈着に対する阻害効果」
朝に取り入れたい‘’うるおい意識‘’ルーティーン
無理なく続けられることが、冬の食生活ケアのポイント。
朝の習慣に取り入れることで、自然と続けやすくなります。
①温かいハーブティーで一日をスタート
朝起きて、まず一杯のハーブティーを♪
冷えた体をゆっくり温め、1日の“巡り”を整える意識づけにぴったりです。
ハーブティーは香りがよいので、気持ちの切り替えにも役立ちます。
②ナッツをひとつかみ
アーモンドやくるみなど、お好みのナッツを“ひとつかみ”取り入れるだけで、冬のうるおい意識を高める習慣に!
日中の小腹満たしにも、朝のエネルギー補給にも最適です。
③ベリー×ヨーグルトの簡単‘’うるおいボウル‘’
砂糖不使用のドライベリーをヨーグルトにのせるだけの簡単メニュー!
朝食として手軽に続けやすく、色合いも華やかで気分が上がります。オートミールを加えれば、さらに満足感の高い一皿に♪
冬の簡単うるおいレシピ
“冬の乾燥悩みをサポート”を意識しながら、手軽でシンプルな、ナッツ・ベリー・ハーブティーを使ったアレンジレシピをご紹介します。
アーモンド×はちみつヨーグルト
・アーモンド ひとつかみ
・プレーンヨーグルト 100g
・はちみつ 小さじ1
1.ヨーグルトにアーモンドをのせる
2.はちみつをひと回しかける
朝の“うるおい意識メニュー”に最適!
アーモンドは砕いてもそのままでも、お好みで。
くるみ×りんごの温サラダ
・くるみ ひとつかみ
・りんご 1/4個(薄切り)
・オリーブオイル 小さじ1
・シナモン お好みで少々
1.フライパンでりんごを軽く温める
2.くるみとオリーブオイルを和える
お好みでシナモンを振りかけて完成♪
冬の朝にぴったりの、温かい“やさしいフルーツサラダ”です。
ピスタチオのクリーミートースト
・ピスタチオ 大さじ2
・クリームチーズ 大さじ1
・はちみつ 小さじ1
・パン 1枚
1.ピスタチオを粗く砕き、クリームチーズと混ぜる
2.トーストに塗り、はちみつをひと回しかける
香ばしさとコクのある朝からご褒美トースト♪
クランベリーのホットオートミール
・ドライクランベリー 大さじ1
・オートミール 30g
・水 or ミルク 150ml
・はちみつ 少々
1.オートミールと水を鍋で温める
2.仕上げにクランベリーとはちみつをのせる
満足感があり、冬でも食べやすい一皿です。
ブルベリー×バナナスムージー
・ドライブルーベリー 大さじ2
・バナナ 1本
・ヨーグルト 100g
・水 50ml
1.すべてをミキサーに入れて撹拌する
飲みやすく、忙しい朝にぴったりのスムージーです♪
ローズヒップの温めフルーツティー
・ローズヒップティー 1杯
・オレンジ or りんごの薄切り 適量
・はちみつ 少々
1.濃いめにいれたローズヒップティーにフルーツを浮かべる
2.お好みではちみつを加える
冬のビタミンチャージ風の“温フルーツティー”です♪
カモミールミルク
・カモミールティー 1杯
・ミルク 50ml
・はちみつ 少々
1.カモミールティーを淹れる
2.温めたミルクを加え、はちみつを少し加える
朝だけでなく、夜のリラックスタイムにもおすすめ♪
ルイボス×シナモンの温めティー
・ルイボスティー 1杯
・シナモンパウダー 少々
・はちみつ お好みで
1.熱いルイボスティーにシナモンをひと振りする
2.お好みではちみつを加える
冬の“温活”にぴったりの一杯♪
まとめ
乾燥が気になる季節こそ、無理なく続けられる“やさしい食習慣”を。
ナッツ・ベリー・ハーブティーは、忙しい毎日でも取り入れやすいシンプルな食材です。
季節に寄り添った食生活で、冬の毎日を心地よく過ごしてみませんか?