自然が生んだ最高級海塩「ゲランドの塩」の味わいや成分、使い方など。
フランス・ブルターニュ地方の最高級海塩「ゲランドの塩」。
海と風と太陽、そして職人の手仕事によって丁寧に作られ 、なかでも塩田の表面にふわりと浮かぶ塩の結晶だけを集めた“フルール ド セル”は、まさに自然が生み出した“塩の芸術品”です。しっとりと繊細な結晶は、ほんのひとふりで料理の味が引き締まり、素材の風味をやさしく上品に引き立ててくれます。
ここでは、ゲランドの塩の成分、ご家庭で取り入れやすい使い方やレシピなど、世界の一流レストランや美食家たちに長く愛されてきたゲランドの塩フルール ド セルの魅力をご紹介します。
ゲランドの塩とは?
ゲランドの塩とは、フランス・ブルターニュ地方南部のゲランドで作られている天然海塩。
1000年以上もの長きに渡り"パルディエ"と呼ばれる塩職人たちが先祖代々守り続けてきた伝統製法で作られ、大西洋にひろがる1800ヘクタールの塩田で夏の間だけ収穫される塩は、その味のよさで昔から知られていました。
その中でもあら塩の10~20%しか収穫されない‘’フルール ド セル(fleur de sel)‘’は、フランス語で‘’塩の花‘’を意味し、海水が蒸発して塩になるとき、最初に表面に浮き上がってきた塩の結晶を「花びらを摘むように」手作業で収穫することからこう呼ばれる希少な塩です。
自然の潮の満ち引きを活かし、太陽と風の力だけでゆっくりと結晶化した塩は、海水のミネラル分をたっぷり含み、このミネラル成分が旨味をもたらし、食材が持つ本来の美味しさを引き出してくれます。フルールドセルは、ひとふりで料理が変わると、世界の美食家に愛されています。
ゲランドの塩の味わい
ゲランドの塩フルール ド セルは、
・しっとりとしたやわらかい塩味
・角のないまろやかな味わい
・ほのかに甘みを感じるやさしい風味
・口に入れるとふわっと溶ける軽い口どけ
ほかの海塩と比べても、塩気のとがりが少なく、料理の仕上げに使うと、素材の味が立体的になり、余韻まで上品に広がります。
このように、極めて繊細でまろやか、さらに、豊かなミネラルを含んでることが、ゲランドの塩フルール ド セルが‘’最高級‘’と言われている所以です。
ゲランドの塩の成分
ゲランドの塩は「海水を天日で結晶化させた自然塩」であり、精製塩に比べて多様なミネラルが自然のまま含まれています。
一般的な食塩に比べて、塩化ナトリウムの含有量が少なく、その分マグネシウムやカルシウム、カリウムといった本来海水が持つミネラルを含んでいます。
これらのミネラル成分が、塩味だけではなく、ほのかな苦みや甘みを感じさせ、深い味わいとなっています。
ゲランドの塩のおすすめの使い方
「仕上げのひと振り」で料理をワンランクアップしてくれるゲランドの塩のおすすめの使い方をご紹介します。
【肉料理】脂の旨みを引き立て余韻まで変える“締めの塩”
肉料理は仕上げに塩を振るかどうかで、味の印象が大きく変わります。
ゲランドの塩は結晶が細かくしっとりしているため、肉の表面に均一に馴染み、旨みを引き出しながら香りをまとめてくれるのが特徴です。
・ステーキの焼き上がりに “ひとつまみ”
→ 肉本来の甘みが際立ち、余韻が長く続きます。
・ローストビーフのスライスに、最後にふわっと振る
→ しっとりとした肉の旨みと塩のミネラル感が調和します。
・鶏むね肉、鶏もも肉のグリルに
→ パサつきを和らげ、素材のコクが引き立ちます。
肉を焼いた後に振るだけで、レストランのような「仕上げの味わい」になります。
【魚料理】繊細な香りと旨みを際立たせる“仕上げの数粒”
魚はほんのひと粒の塩が、香りと甘みを大きく引き立ててくれます。
ゲランドの塩はミネラル感が豊かで角のない塩味なので、魚の繊細な旨みに寄り添う仕上がりに!
・焼き魚(サーモン・サバ・ホッケなど)の仕上げに
→ 表面の脂がまろやかにまとまり、後味が上品になります。
・カルパッチョやマリネに
→ オリーブオイル × レモン × ゲランドの塩で究極のシンプル仕上げに!
・白身魚のソテー(タラ・スズキ・カレイ)に
→ 塩味ではなく“旨み”を足す感覚で使うと一段深い味になります。
料理の温度が高いうちに塩を乗せると、結晶がほどよく溶け、口当たりもやさしくなります。
【サラダ】野菜の甘みをそっと引き立てる魔法のひと粒
サラダはゲランドの塩の魅力がもっとも分かりやすく伝わる料理です。
しっとりとした塩の結晶が具材に良くなじみ、“塩味”ではなく“旨み”を足す感覚で使えます。
・オリーブオイル × ゲランドの塩だけで極上ドレッシングに!
・アボカド、トマト、モッツァレラのシンプルサラダに“ひとつまみ”
・蒸し野菜にまぶすだけでレストランの味わいへ
塩をかけるだけなのに、野菜の甘さと香りが立ち、驚くほど風味が変わります。
【パン&バター】“塩が主役”になる最高の食べ方
良質なバターにひとつまみのフルール ド セル。
フランス家庭の定番で、素材の香りが際立つ組み合わせです。
シンプルだからこそ、ゲランドの塩のミネラル感とまろやかな旨みが主役になります。
・焼き立てパンに有塩バター+ゲランドの塩を少量
・バターに混ぜて「塩バター」にして朝食の定番に
・オリーブオイル+塩でパンのディップに
“ただ乗せただけ”とは思えないほど濃厚で贅沢な味わいに仕上がります。
【スイーツ】カカオやキャラメルと相性抜群!甘さが際立つ“塩の余韻”
ゲランドの塩はスイーツとの相性が抜群です。
甘味の中にほんの少し塩味が加わることで、コク・香り・余韻が一気に深まり、後味がキリッと締まります。
・カカオニブやチョコレートに“ひとつまみ”振ってビター感UP
・キャラメルやプリンにふわっと添えて甘みを引き締める
・バニラアイスに数粒のせるだけで大人の味わいへ変化
まるでスイーツがワンランクアップしたかのような奥行きのある味になります。
ゲランドの塩が引き立つおすすめレシピ
家庭で再現しやすく、素材の旨みを引き出すゲランドの塩を使ったおすすめレシピをご紹介します。
蒸し野菜のゲランドソルト添え
・にんじん 1本
・ブロッコリー 1/2株
・かぼちゃ 適量
・オリーブオイル 小さじ1
・ゲランドの塩(フルール ド セル) ひとつまみ
1.野菜を食べやすい大きさに切る
2.蒸し器または電子レンジで加熱し、やわらかく仕上げる
3.温かいうちにオリーブオイルを回しかけ、最後にゲランドの塩をひとつまみだけ振る
塩を最初に入れず“仕上げにかける”ことで、素材の甘さと香りが引き立ちます。
素材の甘みが引き立つ、シンプルで最高の一皿!
アボカド×フルール ド セル
・アボカド 1個
・レモン汁 少々
・オリーブオイル 少々
・ゲランドの塩 ひとつまみ
1.アボカドをスライスする
2.レモン汁とオリーブオイルをかける
3.ゲランドの塩を軽く散らす
切ってかけるだけなのに、驚くほど上品な味わいに!
まろやかな塩味がアボカドのクリーミーさを引き立て、“シンプルこそごちそう”の一品。
ゲランドソルトのバターバゲット
・良質なバター(発酵バター推奨)
・バゲット
・ゲランドの塩 少々
1.バゲットをスライスする
2.常温に戻したバターをのせる
3.ゲランドの塩を指で軽くつまみ、表面にパラリ
“バターの甘み × 塩の口どけ”を味わうレシピです。
フランスの定番を家庭でも味わえる贅沢な組み合わせ。
おもてなしにも♪
白身魚の塩焼き(ゲランド仕上げ)
・鯛・タラ・スズキなどの白身魚
・オリーブオイル 少々
・黒こしょう 少々
・ゲランドの塩 仕上げ用
1.フライパンにオリーブオイルをひき、魚を焼く
2.火が通ったら皿に盛りつける
3.熱いうちにゲランドの塩をひとつまみだけ振り、黒こしょうを振る
火入れ後に塩をかけると、魚の香りが立ち上がり、ふっくらした旨みが際立ちます。
鶏もも肉のロースト(フルール ド セル仕上げ)
・鶏もも肉 1枚
・オリーブオイル 小さじ1
・黒こしょう 少々
・ローズマリー(あれば)1本
・ゲランドの塩 仕上げ用ひとつまみ
1.鶏肉を常温に戻し、水分を拭き取る
2.フライパンに油をひき、皮目から弱めの中火でじっくり焼く
3.裏返して火を通す
4.皿に盛り、最後に黒こしょうを振り、ゲランドの塩を指でひとつまみパラリ。
皮パリッ、中はジューシー!塩が香りを引き立てる一皿♪
塩を“あとがけ”にすることで、肉の旨みが際立ち、味に奥行きが出ます。
玉ねぎのポタージュ
・玉ねぎ 1個
・バター 10g
・水 200ml
・牛乳 or 豆乳 150ml
・ゲランドの塩 小さじ1/3〜1/2
・黒こしょう 少々
1.玉ねぎを薄切りにし、バターでゆっくり炒める(甘みが出るまで)
2.水を加え、柔らかくなるまで煮る
3.ブレンダーで滑らかにし、牛乳を加えて温める
4.ゲランドの塩で味を調え、黒こしょうを振る
玉ねぎ本来の甘みをやさしく引き出す、家庭で定番のスープ♪
ゲランドの塩は“甘みを引き立てる”ので、玉ねぎとの相性が抜群!
やさしい味なので朝食スープにもおすすめです。
塩キャラメルナッツ
・ミックスナッツ 100g
・砂糖 40g
・水 小さじ1
・バター 10g
・ゲランドの塩 ひとつまみ
1.砂糖と水をフライパンに入れ、薄い茶色になるまで煮詰める
2.火を止めてバターとナッツを入れ絡める
3.クッキングシートに広げ、上からゲランドの塩を軽くふる
甘さの後にふわっと広がる塩味がクセになる♪
おやつにも贈り物にも。
塩は少量がコツです。
ゲランドの塩の保存方法
ゲランドの塩は水分を含んだしっとりタイプです。
以下の方法が長期保存に適しています。
・直射日光を避け、常温で保存
・高温多湿を避ける(湿気が多いと固まりやすい)
・密閉容器で保存
自然塩は、基本的に「長期保存が可能」な食品ですが、開封後はなるべく湿気の少ない場所で保管することがポイントです。
まとめ
ゲランドの塩は、自然の恵みと伝統製法が生んだ最高級の海塩です。
しっとり繊細な結晶が料理の味をやさしく引き立て、いつもの食卓をワンランクアップしてくれるでしょう。
料理をもっと楽しみたい、素材の味を大切にしたい、そんな方にぴったりです!