クローブは咳や喉の不調に役立つ?取り入れ方と簡単レシピを紹介

クローブは、咳や喉の違和感が気になる季節に、古くから親しまれてきたスパイスです。
乾燥や寒暖差によって咳が出やすい時期に、セルフケアとして取り入れられてきました。

甘くスパイシーな香りを持つクローブは、チャイやハーブティー、煮込み料理などにも活用され、暮らしの中で自然に取り入れられています。

ここでは、クローブが季節のセルフケアとして親しまれてきた背景や、日常での取り入れ方をご紹介します。

クローブは咳や喉の不調に効果がある?

乾燥や寒暖差が気になる季節になると、のどの違和感や咳が出やすくなるなど喉の不調が出はじめがちです。
そんな時期に、「クローブ」が役に立つと注目されています。

クローブは、古くから伝統医学で、呼吸器系の疾患に使用されてきたスパイス。
クローブの主成分オイゲノールには、気道の炎症を鎮め、痰の排出を助けるはたらきがあるとされ、のどの不調に効果が期待されていることから、季節の変わり目に取り入れられ、食事にプラスするなど、日常のセルフケアとしても重宝されてきました。

★参考:National Library of Ⅿedicine 「慢性咳嗽を引き起こす咳止め薬:異常な気道異物‐クローブ」

クローブはどんなスパイス?

クローブは、フトモモ科の常緑樹のつぼみを乾燥させたスパイスです。
日本では「丁子(ちょうじ)」とも呼ばれ、古くから世界各地で親しまれてきました。

インドネシア、モルッカ諸島原産で、小さな釘のような形をしています。乾燥すると濃い茶色になり、非常に力強く甘くスパイシーな香りを放ちます。

クローブの最大の魅力は、その温かみのある芳醇な香り。
少量でもしっかりと存在感があり、料理や飲み物に奥行きと深みを与えてくれます。

世界では、
● カレーや煮込み料理
● チャイ(スパイスティー)
● 焼き菓子やホットワイン
などに広く使われています。

また、日本でもお正月の屠蘇(とそ)や和漢素材として使われてきた歴史があり、香りを楽しむ植物としても知られています。


咳の不調が気になるときのクローブの取り入れ方

喉のイガイガや乾燥、咳など、喉の不調が気になるとき、クローブを活用してみましょう。

クローブは香りが強いスパイスのため、少量を使うことがポイントです。

・使いすぎない(1回1〜2粒が目安)
・長時間煮出しすぎない
・体調や体質に合わせて調整する


①クローブティーでほっとひと息

〈材料〉
● クローブ(ホール) 1粒
● 熱湯 200ml

〈作り方〉
1.カップにクローブを入れ、熱湯を注ぐ
2.フタをして5分ほど蒸らす
3.クローブを取り出す

ゆっくり湯気を感じながら、自然の香りでほっとひと息ついてみましょう。

〈アレンジ〉
● はちみつ 小さじ1
→ のどをいたわる温かいドリンクに

● すりおろし生姜 少量
→ ぽかぽか感のある味わいに

● シナモン 少々
→ より深みのある香りへ

〈ポイント〉
● 1日1〜2杯を目安に
● 長時間煮出さない
● 妊娠中・授乳中の方は控えてください


②チャイで温かく整える

〈材料〉
● 水 100ml
● 牛乳(または豆乳) 100ml
● 紅茶(茶葉) 小さじ1
● クローブ(ホール) 1粒
● シナモンパウダー 少々
● 生姜(薄切り)1〜2枚
● きび糖・はちみつなど お好みで適量

〈作り方〉
1.小鍋に水・クローブ・シナモン・生姜を入れ、弱火で2〜3分温める
2.茶葉を加えてさらに1分ほど煮出す
3.牛乳を加え、沸騰直前まで温める
4.茶こしでこしてカップへ
5.甘みを加えて完成

スパイスの香りがふわっと広がり、体を内側から温めるようなやさしい味わいに仕上がります。
寒い日や、のどを大切にしたい季節の定番ドリンクに♪

〈ポイント〉
● クローブは1粒で十分
● 煮立たせすぎない


③はちみつ漬けにして少量活用

〈材料〉
● クローブ(ホール)5〜8粒
● はちみつ100g

〈作り方〉
1.煮沸消毒したガラス瓶にクローブを入れる
2.はちみつを注ぎ、全体がしっかり浸かるようにする
3.フタをして常温で1〜2日置く

数日でクローブの香りがはちみつに移ります。
1週間ほどでよりまろやかな風味になります。
咳が気になる季節の温かいドリンクや、のどをいたわりたい時のアレンジにおすすめです。

〈使い方の目安〉
● ティースプーン1杯をお湯に溶かす
● 紅茶やハーブティーに少量加える
● ヨーグルトやトーストにスプーン1杯

※1日小さじ1〜2杯を目安に。

〈保存のポイント〉
● 直射日光を避け、冷暗所で保存
● 清潔なスプーンを使用
● 1か月程度を目安に使い切る

クローブは取り出さなくても大丈夫ですが、香りが強くなりすぎた場合は取り除いて調整してください。


④料理に少し加える

温かい食事をゆっくり楽しむことも、季節のセルフケアのひとつです。

〈料理アレンジ〉
●チキンスープ(玉ねぎに刺して煮込む)
●カレーやビーフシチューなどの煮込み料理
●肉・魚・野菜のグリル料理

のどがイガイガしやすい季節に、温かいスープや料理にクローブをほんの少し。
甘く深みのある香りが広がり、ほっとひと息つく時間をつくってくれます。
いつもの料理に取り入れるだけなので、手軽にセルフケアができますよ。


クローブの簡単レシピ

クローブは香りが強いため、料理には1粒だけが基本。
煮込みやスープに加えるだけで、奥行きのある風味になります。

ここでは、咳が気になる季節にも取り入れやすい、温かい簡単レシピをご紹介します。


玉ねぎのまるごとスープ

・タマネギ 2個
・クローブ 2個
・粒マスタード 適量
・塩 少々
・こしょう 少々
★水 3カップ 
★顆粒コンソメ 大さじ1/2
★ローリエ 1枚

1.タマネギは根を切り落として皮をむき、クローブを刺す
2.鍋に①を芯を上にして入れ、★を加えて火にかける
3.②が煮立ってきたら、弱火にして落し蓋をする
4.さらに蓋をして、途中でひっくり返しながら、45分程煮る
5.タマネギがやわらかくなったら、火を止め、そのままおいて粗熱を取り、味を含ませる
6.塩・こしょうで味を調える
7.クローブを取り除いてから器に盛り、粒マスタードを添える

タマネギを丸ごと煮込んだ、とろけるようにやわらかいタマネギと旨みたっぷりのスープです。

※クローブの香りが出過ぎてるようであれば、途中で取り出してください。


クローブ香るポトフ

・クローブ(ホール) 1粒
・玉ねぎ 1/2個
・にんじん 1/2本
・じゃがいも 1個
・ソーセージ 3本
・水 400ml
・コンソメ 小さじ2
・塩 少々
・ローリエ 1枚

1.野菜を食べやすい大きさに切る
2.鍋に水、クローブ、ローリエ、野菜を入れて火にかける
3.沸騰したら、弱火にして10〜15分煮る
4.ソーセージとコンソメを加え、さらに5分煮る
5.塩で味を整える

※食べる前にクローブは取り出してください。

クローブがほんのり香る、やさしい味わいのスープに仕上がります。


クローブ入り りんごのホットコンポート

・クローブ 1粒
・りんご 1個
・水 100ml
・きび糖 大さじ1
・レモン汁 小さじ1

1.りんごをくし切りにする
2.鍋にすべての材料を入れ、弱火で10分ほど煮る
3.クローブを取り出して完成

甘くスパイシーな香りが加わり、温かいデザートとして楽しめます。

寒い季節のおやつタイムにも、クローブを入れるだけでセルフケアになりますよ♪


クローブを使うときの注意点

クローブは、以下の点に注意して使用しましょう。


①使い過ぎない

クローブは1粒でもしっかり香ります。
ティーや料理に使う場合は、1回1〜2粒を目安に。
入れすぎると苦味や渋みが強くなり、風味のバランスが崩れることがあります。


②長時間煮出し過ぎない

煮込み料理やチャイなどに使う際は、長時間加熱すると香りが強く出すぎることがあります。
仕上げに取り出すなど、風味を調整しましょう。


③体質や体調に合わせて

スパイスは体質によって感じ方が異なります。
刺激を強く感じる場合は使用量を減らすか、控えめにしましょう。


④小さなお子さま・妊娠中・授乳中の方は控える

クローブは刺激のあるスパイスのため、小さなお子さまへの使用は少量、または避けるのが安心です。
また、妊娠中・授乳中の方や、持病のある方は、控えるか、医者に相談してください。


まとめ

寒い季節や季節の変わり目の喉の不調には、クローブでセルフケアがおすすめ!
温かい飲み物に入れたり、いつもの料理に加えたり、手軽に取り入れることができます。
自然の恵みを、やさしく暮らしの中へ。
クローブの香りとともに、心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。


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