ゴールデンベリーの効能と栄養!美容・健康に効くスーパーフードの食べ方とは。

さっぱりとした甘みと爽やかな酸味が特徴の「ゴールデンベリー」は、ビタミン類やミネラルなど栄養価の高い成分が豊富なスーパーフードです。

最近では、ハリウッド女優やモデルが愛用していると話題となり、健康や美容意識の高い女性から注目されています。

日本では、ドライフルーツとして出回ってることが多く、手軽に食べられるヘルシーなおやつとしても人気で、噛んだ時にぷちぷちとした食感が楽しめます。

ここでは、ゴールデンベリーの豊富な栄養女性に嬉しい効能食べ方レシピなどをご紹介します。

ゴールデンベリーとは?

ゴールデンベリーとは、ナス科ホオズキ属の多年草でホオズキの一種です。
果実は1㎝~2㎝程の大きさで、黄色やオレンジ色をしており、ガクの部分で包み込まれています。

主な原産地は、ペルー、コロンビア、ブラジルなど南米地域で、南米やヨーロッパでは、「食用ホオズキ」として広く親しまれているスーパーフルーツです。
古代インカ文明の時代から栽培、食されていたため、別名を「インカベリー」ともいいます。
様々な呼び名があり、インカ帝国の世界遺跡「マチュ・ピチュ」のピチュを取って「ピチュベリー」や、日本では「ストロベリートマト」「オレンジチェリー」と呼ばれることが多いです。

最近では、ハリウッド女優やモデルが愛用しているという話から注目され、美と健康意識が高い女性の間で話題となっています。
日本でも秋田県や長野県で栽培されていますが、国内ではドライフルーツとして出回っていることが多いです。
ドライゴールデンベリーは、見た目はレーズンのようで、ぷちぷちとした食感があります。
日本で観賞用としてあるホオズキは食べられません。毒性があるので気を付けてください。


ゴールデンベリーの味は?

ゴールデンベリーは、品種や原産地によって味が異なります。
「ストロベリートマト」や「オレンジチェリー」と呼ばれるだけあり、ベリーっぽい甘酸っぽさで食感がプチトマトのような味や、さくらんぼみたいな味で甘いなどと表現されることもあります。

また、「ココナッツとパイナップルを合わせたような味」とも形容されることもあります。

そこまでクセが強くないため食べやすい味です。


ゴールデンベリーの栄養成分

ゴールデンベリーの人気の秘密は、栄養成分!
とくに美容に効果のある成分が豊富です。


ビタミンA

ゴールデンベリーに含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜、目の健康を維持するために不可欠な栄養素です。
新陳代謝を促し、肌の細胞がダメージを受けないように保護する働きもあります。
美容の分野において、ビタミンAは紫外線によるシミやしわ、乾燥による小じわ、たるみ毛穴などへアプローチする成分として知られており、クリームや美容液などにも配合されています。


ビタミンB群

ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの総称です。
ビタミンB群は「代謝ビタミン」と呼ばれ、エネルギーを作ることに関与しています。
ビタミンB群の多くは、皮膚の主な構成成分であるたんぱく質の働きに関与しており、健康でハリのある肌作りに欠かせません。
さらに、ホルモンの分泌や働きにも関わっています。女性らしい丸みのある体形をつくったり、肌を美しくしたりする作用がある女性ホルモンにも働きかけます。


ビタミンC

ビタミンCは、コラーゲンを作るために必須な栄養素です。人体に存在するたんぱく質のうち約30%をコラーゲンが占めており、皮膚や腱、軟骨の構成成分の一つとして機能しています。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが十分に合成されず、血管の機能が低下し、出血しやすくなる場合があります。
また、シミやしわの要因となるメラニンの生成を抑える働きがあります。


ビタミンP

ビタミンPとは、ポリフェノールの一種で、バイオフラボノイドともいわれます。
ビタミンではなく、ビタミンと似た働きをする「ビタミン様物質」です。
ビタミンPは、コラーゲンを作るビタミンCの吸収を助けてくれます。
また、毛細血管の血流を改善し、血管を強化する働きがあります。

美肌のために役立つ栄養成分なので、化粧水や美容液、保湿クリームなど多くの化粧品に配合され、もちろん、エイジングケア化粧品にも配合されています。
抗ウイルス、抗アレルギーなど免疫力を高める作用もあります。

また、ビタミンPは高い抗酸化作用があり、動脈硬化などの原因でもある過酸化脂質を抑制する効果があります。
目は紫外線による酸化ストレス(酸素が体の中の細胞や組織などに結びつき、ダメージが蓄積していくこと、体がサビついてしまうこと)を受けやすい組織ですが、ビタミンPの抗酸化作用が、眼球中の過酸化脂質量の増加を抑制することがわかりました。これにより、生体内の酸化ストレス軽減に効果的であることが示唆されました。



参考:国立情報学研究所 日本栄養・食糧学会誌 「糖転移ビタミンPの抗酸化作用と高脂血症マウスにおける酸化ストレス抑制効果」

イノシトール

イノシトールは、特に果物やナッツ類などに含まれる成分で、ビタミンと似た働きをする「ビタミン様物質」です。
ゴールデンベリーには、イチゴの2倍、ブドウの約3倍含まれています。
成長期に必須な栄養素であり、また『抗脂肪肝ビタミン』と呼ばれ、生活習慣病に繋がる脂肪肝などを蓄積させないような働きがあります。
また、イノシトールは脳内の活動を正常かつ健康に保つ働きがあります。神経細胞があらゆる器官へ刺激を伝達し、働きかけるほかに、発毛や育毛といった頭皮の健康にも指令をする情報の伝達をする働きがあります。



食物繊維

ゴールデンベリーには、レタスの約30倍の食物繊維が含まれています。
食物繊維は、大腸内の細菌により発酵・分解され、ビフィズス菌などの善玉腸内細菌のエサになるため、善玉菌が増え、腸内環境が改善されます。


ゴールデンベリーの女性に嬉しい効能

ハリウッド女優やモデルが愛用していることから人気に火がついたゴールデンベリーは、健康や美容意識の高い女性の間で話題になっています。
注目の女性に嬉しい効能を詳しくみてみましょう。


冷え性改善・くすみ予防

ゴールデンベリーに含まれるビタミンPには、毛細血管の血流を改善し、血管を強化する働きがあります。また、強い抗酸化作用のあるビタミンC、Eも血管の老化を防ぎ、血液の流れを良くします。それにより、冷え性の改善、くすみの予防や改善などの効果が期待できます。


美肌効果

ゴールデンベリーには、肌に良い栄養成分が豊富に含まれています。
新陳代謝を促し、肌の細胞がダメージを防ぎ、保護してくれるビタミンA。
皮膚を構成するたんぱく質に働きかけ、ハリのある肌を作るビタミンB群。
メラニンの生成を抑制しシミ・しわを予防するビタミンC。
腸内環境を整え、肌荒れを改善、肌の調子を整える食物繊維。
これらの栄養成分で、健康でキレイな肌を作る効果が期待できます。


抜け毛予防

ゴールデンベリーに含まれるイノシトールには、頭皮の健康に指令する情報の伝達をする働きがあり、発毛や育毛を促します。
頭皮の健康が保たれることで、抜け毛や湿疹などの頭皮トラブルを防ぐ効果が期待できます。


貧血改善・肩こり解消

ゴールデンベリーには、鉄も含まれています。
鉄は、体中に酸素を送るための赤血球に含まれるヘモグロビンの材料となるミネラルです。体内で鉄が不足するとヘモグロビンが作られなくなります。そうなると、体は貧血状態になり、立ちくらみだけでなく、肌荒れや疲れやすい、肩こりといった症状が起こります。
鉄を摂ることで、それらを改善する効果が期待できます。


ゴールデンベリーの副作用・摂取量

〖1日の摂取量〗
・1日の摂取制限は特にありません。1日に沢山食べるより毎日食べることが大事です。

〖副作用〗
・ゴールデンベリーには、ごく微量のアルカノイドが含まれています。ゴールデンベリーに限らずナス科の植物には微量のアルカノイドが含まれています。妊娠中の方は食べ過ぎに注意しましょう。
・ゴールデンベリーはナス科なので、ナスアレルギーの方は注意しましょう。


ゴールデンベリーの食べ方・レシピ

ゴールデンベリーは、国内ではドライフルーツとして出回ってることが多いです。ドライフルーツは栄養価が高く、生より日持ちするのでとても便利です。
ドライのゴールデンベリーは、そのまま食べてもクセがなくさっぱりした甘さと柑橘系の酸味が味わえます。
ヨーグルトやシリアル、グラノーラなどのトッピングにするのもぴったりです。
手軽で効率よく栄養が摂れます。
他のドライフルーツのようにお菓子作りやパン作りにも使えます。


ゴールデンベリーのヨーグルトケーキ

・ギリシャヨーグルト 75 g
・はちみつ 小さじ2
★ゴールデンベリー 8 g
★白ワイン 大さじ1と1/3
★はちみつ 小さじ1/3強
・粉ゼラチン 小さじ2/3
・水 小さじ2と1/2
・ミント 適量

1.★の白ワインを鍋に入れ火にかけ、アルコールをとばす
2.1に★のはちみつを加えて混ぜ合わせ、ゴールデンベリーを入れてしばらくつけておく
3.水にゼラチンを入れてふやかし、電子レンジ(600W)で約30秒加熱して溶かす
4.フードプロセッサーにヨーグルトとはちみつ、2のゴールデンベリー(飾り用で1/4ほど残しておく)を入れて撹拌する(ゴールデンベリーをつけたシロップは残しておく)
5.4にゼラチン液を3/4加え、混ぜ合わせたら型に入れて冷やし固める
6.2のシロップに残りのゼラチン液を加えて混ぜ合わせる(ゼラチン液が固まっている場合はレンジで10秒ほど加熱する)
7.固まった5の上に飾り用のゴールデンベリーを散らし、6のゼラチン液を流し入れて再度冷やし固める
8.固まったらミントをトッピングする

ゴールデンベリーの甘酸っぱさが美味しいヘルシーケーキのできあがりです。
少しの材料ででき、オーブンなども使わないお手軽レシピです。


まとめ

健康や美容意識の高い方たちに人気のゴールデンベリーは、高い栄養成分を含むスーパーフードです。
優れた効能は、特に女性注目です!
ドライされたゴールデンベリーは、そのまま食べても美味しく、手軽に栄養補給できますよ♪


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