必見!!自宅で簡単にコーラをつくろう。クラフトコーラは保存料・添加物不使用。

1880年頃、薬剤師のジョン・ペンバートン氏によって、当時「奇跡の植物」として注目されていた「コカのエキス」をワインに入れて、アルコール飲料として作られたのがはじまりで、大変人気商品でした。

その後、禁酒運動が活発化し、このアルコール飲料も非難の対象となり製法の変更を余儀なくされました。そこでジョン・ペンバートン氏は禁酒中でも飲めるものを模索します。その最中、コーラシロップ（原液）と水を割るはずが、炭酸水と割ってしまったのです。こうしてたまたまできたのが「コカ・コーラ」です。

1886年、販売を行ったところ瞬く間に人気商品になりました。医師、学者、弁護士の上流階級の方、戦争で傷ついた兵士と幅広く支持を受けて、アメリカ中で大ヒット商品になりました。そして今も続くアメリカの国民的飲料に、このときからなっていきました。

コカはいわゆる「コカイン」のことで、当時はまだコカインは合法で、アメリカでは1922年に禁止されました。
コカ・コーラからは禁止される前の1903年にコカインは除去されており、今のコカ・コーラの基礎となっています。

材料
・水400㏄
・レモン１個
・シナモンスティック１本
・カルダモン3ｇ
・クローブ2ｇ
・砂糖400ｇ
・バニラビーンズ１/２本
・炭酸水（完成したシロップを割るときに使用します）


手順
1、クローブ、カルダモンをすり鉢などで砕きます。シナモンスティックは半分に折ります。
2、バニラビーンズは1/2本使用します。切った半分を包丁で縦に切り込みを入れて包丁の先で中の種を削ぐように取り出します。
3、レモンの半分を3㎜程度にスライスします。もう半分はレモン絞り器で果汁を取り、絞った後のレモンも3㎜程度にスライスします。
4、すべての材料（レモン果汁以外）と水400㏄を鍋に入れて中火にかける。
5、煮立ったら火を弱火にして１０分ほど煮出します。
6、粗熱が取れたら絞ったレモン果汁を加えて冷蔵庫で１日寝かせます。
7、ざるで濾してスパイスを取り除けばシロップの完成です。

飲み方/アレンジ
たっぷりの氷に大さじ２程度のシロップを入れて
その後よく冷えた炭酸水80ｍｌを注げばクラフトコーラの完成です。

炭酸水の代わりに牛乳で割るのもおすすめです。
甘くてスパイスの効いたチャイ風の飲み物の完成です。
また、かき氷のシロップやお料理の隠し味にもお使いいただけます。

手順のポイント
1、カルダモンシードは包丁の柄で潰したり、爪で割ってもよいです。クローブホールは爪で棒状の部分を割ればよいです。
3、レモンは防カビ剤を使用していないものを使うのがおすすめです。もし手に入らない場合は、皮を切って使用してもよいです。
4、砂糖の分量を減らすと薄口シロップ（原液）ができますので、炭酸で割るときに物足りない味わいとなりますので気を付けましょう。砂糖の摂取量を減らしたい場合、炭酸で割るときにシロップの量を調整することをおすすめします。
5，弱火の加減は、鍋の縁からポコポコ泡が出てくるくらいがベストな火加減です。

コーラはスパイスを用意して、鍋でぐつぐつと煮れば簡単にできます。
上記のスパイス以外にも、ジンジャーやコリアンダー、ブラックペッパー、スターアニスなどの材料を入れてもよいでしょう。

安心安全で自分にあったコーラが簡単に作れるのが自家製コーラの最大の魅力です。コーラシロップは、アイスやヨーグルトにもよく合い、一度作り始めると欠かせないものになるかもしれませんね。

総時間は15分程で作れますので、ぜひ空いた時間に作ってみてください。

今回もありがとうございました。