モリンガとは?有名モデル・著名人も愛用の美容・健康に注目のスーパーフード。


「奇跡の木」とも呼ばれ、有名モデルも愛用しているスーパーフードをご存知でしょうか。
モリンガ90種類以上の栄養素を持ち、 人や動物に必要な栄養をほぼすべて持っている注目のスーパーフードです。

モリンガはインド原産とするワサビノキ科の植物 、抹茶のような味わいで青汁のように飲むこともできるので、手軽に摂り入れやすい点も人気の理由のひとつです。

そんな美と健康に嬉しいスーパーフード「モリンガ」をご紹介します。

モリンガとは?歴史

モリンガは、和名をワサビノキといい、ワサビノキ科の植物で1年間で5ⅿ以上も伸びます。
主に熱帯、亜熱帯地域で広く栽培されています。
モリンガの種や根、葉、実、花、すべての部位が可食でき、全ての部位において高い栄養素が含まれています。
その栄養価は、90種類以上の栄養素と46の抗酸化物質があると言われ、その栄養価の高さから、「奇跡の木(ミラクルツリー)」「緑のミルク」「300の病気を予防する薬箱」「地球上で最も高い栄養価をもつ植物」とも呼ばれています。

モリンガは、栽培地域を中心に古くから野菜として食されるほか、飲料水の浄化や薬として利用されてきました。
世界で最も古い医療体系の一つと言われるアーユルヴェーダは、3000年以上も前に発祥したと言われるインドの民間療法で、モリンガは300もの病気を防ぐメディカルハーブとして重宝されていました。
他にもオイルとしても利用され、三大美女のクレオパトラは、モリンガの種のオイルを塗り、お茶を楽しみ美貌を維持していたとも言われています。

日本では、人気モデルが愛用していることがメディアで紹介され、注目されはじめました。
モリンガの葉を粉末にしたパウダーやサプリなどが流通しています。
パウダーはお茶として、他にもお料理やお菓子づくりにも使われています。


人や環境に優しいモリンガ!

モリンガは、人にはもちろん、地球環境にも効果的な働きがあります!


飢餓に苦しむ人々の栄養源!

モリンガは、ビタミンC、ビタミンA、カリウムが特に豊富で、牛乳の約20倍のカルシウムや、その他必要な栄養素がバランスよく含まれていることから、幼児の栄養失調防止に有効とされ、また、他の食料が不足する乾季や乾燥地帯でも育つことから、熱帯等の飢餓に苦しむ人々の食物源として期待されています。

2007年には、国連の世界食糧計画(WFP)に採用され、貧困地域の栄養失調対策に有効な食品とし、世界保健機構(WHО)は、子供の栄養不足解消のためにモリンガを推奨しています。


温暖化対策に役立つ!

モリンガの木は、通常の木よりも約20倍ものCО2を吸収するといわれています。
CО2の吸収量が多い理由の一つに、モリンガの生長のスピードの速さがあげられます。
モリンガの葉は、収穫しても1~1ヶ月半ほどで生え変わり、その成長に併せたCО2量が必要になるからです。

モリンガは、大気中のCО2削減、温暖化対策に役立つと期待されています。


汚染水を浄化!

日本では、「安全な水」は当たり前となっているインフラですが、水道水が飲める国は世界で約15ヵ国しかないといわれています。
モリンガの種の粉末には、汚染水の浄化作用があり、大腸菌類の除菌や、バクテリアを凝集、沈殿させて除去できる働きが報告されています。
モリンガには、大きな機械は必要なく、種を粉にするだけで「安全な水」を手に入れることができる可能性を秘めています。


参考:農林水産研究情報総合センター 「ワサビノキ(モリンガ)の種子・葉に含まれる有用成分とその
多目的利用」誌名 :熱帯農業研究
ISSN 18828434




モリンガの栽培

熱帯や亜熱帯の気候でよく育ち、乾燥した土地やある程度の高地でも栽培が可能だと言われるモリンガ。
モリンガは、日本でもベランダや室内で育てられます。
種には休眠期間がなく、環境が整えば植えてすぐに発芽する生長の早い植物です。
一般的な温帯性の樹木は10年くらいで成木になるのに対してモリンガはたったの1~2年です。

育てながら空気を清浄してくれるエコなモリンガの育て方を見てみましょう。


種から育てる

鉢に混合土を入れ、濡れ過ぎない程度に土をしっとりと湿らせて、1~2cmの深さに2~3個の種を植えます。
早ければ5日程、遅くても2週間程度で発芽します。
発芽は、事前に種子を一晩水に浸しておく、植え付ける前に殻を割っておくと発芽しやすいです。
特に日光に当てる必要はありません。暖かく暗い場所で発芽を待ちます。
発芽後は、生育状況を見て余分な苗を取り除き、1本だけを残して育てます。
発芽後は太陽光をたくさん浴びさせてください。
また、根腐れを防ぐため水やりのしすぎに注意しましょう。


苗から育てる

モリンガの苗を育てるために必要なのは、たっぷりの太陽光と暖かさ、そして適度な水です。
年間を通して日当たりの良い場所で育ててください。
水やりは、乾燥に強いため、葉がある期間は鉢土の表面が乾いてからたっぷり与え、冬は控えてください。

1.5~2ⅿ程の大きさになれば葉が収穫できます。
2年程で、莢(サヤ)が収穫できます。小さい莢は、いんげん豆のように調理できます。


越冬

暖かい地域で生まれた植物なので、寒さには強くありません。
越冬には5℃以上必要で、沖縄や九州などの暖かい地域なら屋外で越冬できますが、基本的には、寒くなってきたら鉢を屋内に入れて管理しましょう。
なるべく暖房を利用する部屋に置き、枯らさないように注意しましょう。


モリンガの栄養・効果・効能

美容や健康に嬉しい栄養素が90種類以上含まれているモリンガ。

主にビタミン、ミネラル、アミノ酸がバランス良く豊富に含まれています。
その栄養素の一部をご紹介すると、

・鉄分-プルーンの約82倍
・カルシウム-牛乳の約20倍
・食物繊維-ごぼうの約4倍
・ビタミンE-アーモンドの約2.9倍
・ビタミンC-レモンの約2.6倍
・カリウム-バナナの約3倍
・βカロテン-かぼちゃの約18倍
・たんぱく質-ヨーグルトの約8.6倍
・ビタミンB2-うなぎの約5.3倍

これだけでも、まさにスーパーフード。
美容や健康に嬉しい栄養素をモリンガひとつでまとめて摂り入れる事ができるのが人気の理由のひとつです。

モリンガの効果、効能をみてみましょう。


便秘の改善

モリンガの食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が含まれています。
不溶性食物繊維は、こんにゃくや寒天等にも含まれ、大腸内でビフィズス菌を増やし腸内環境を良くします。
水溶性食物繊維は、穀類・野菜・キノコなどにも含まれ、腸の中で水分を吸収して大きく膨らみ、便の体積を増やし腸を刺激してぜん動運動を活発にすることで排便が促されます。
モリンガには2種類の食物繊維がバランス良く含まれており、便秘の改善が期待できます。


睡眠の質を向上

モリンガには、興奮神経伝達物質の分泌を抑え、リラックス状態をもたらす「GABA」が豊富に含まれています。
GABAはアミノ酸の一種で、玄米や緑茶にも含まれる健康成分です。
また、モリンガは日本人になじみのある緑茶のような香りなので、心を落ち着かせ、睡眠の質を上げてくれる効果が期待できます。


精神の安定・リラックス効果

モリンガには、必須アミノ酸の一種「トリプトファン」が含まれています。
トリプトファンは、 ストレスを緩和し「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」を作り出す、唯一のアミノ酸です。
セロトニンは、ドーパミン(快感を増幅)やノルアドレナリン(神経を興奮)を制御し精神を安定させる働きをします。
感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係しています。
トリプトファンを十分に摂ることで、精神を安定させ安心感や平常心を保ってくれます。


生活習慣病の予防

モリンガに含まれる「イノシトール」という物質には、脂肪肝を防ぐ効果があります。イノシトールは「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれ、脂肪の流れを良くして、肝臓に余分な脂肪が蓄積しないようにコントロールする働きがあります。
血管にコレステロールが溜まって起こる動脈硬化の予防も期待できます。


髪を健康に保つ効果

モリンガに含まれるイノシトールは、神経の伝達や脳の活動を正常に保つ上で欠かすことのできない成分です。
神経細胞に栄養を供給する働きがあり、神経細胞はあらゆる器官に刺激を伝達するほか、発毛や育毛などの頭皮の健康を指示する情報の伝達も担っています。この働きによって頭皮の健康が保たれ、抜け毛や湿疹等の頭皮のトラブルを防ぐことができると考えられています。


ダイエット効果

一般的にダイエットは『高タンパク、低カロリー』と言われています。
筋肉が落ちると代謝が悪くなるのですが、その筋肉を作ってるのがたんぱく質です。
ダイエット中に食事量を減らすとたんぱく質の摂取量が減りがちなので代謝が悪くなり脂肪が燃焼されにくくなります。
ダイエット中はたんぱく質をしっかり摂ることが大事です。

モリンガはその重量のうち1/3以上がたんぱく質です。
また、モリンガにはビタミンB1を多く含むため、糖の代謝にも優れており、ダイエット効果が期待できます。


エイジングケア効果

モリンガには、クロロフィル、カロテノイド、フラボノイド、植物性ポリフェノールなどのファイトケミカルが含まれており、赤ワインの8倍ものポリフェノールが含まれています。
これらには強い抗酸化作用があり、体内に発生する活性酸素を除去し、酸化しない若々しい体を維持するサポートをします。
抗酸化作用は、紫外線によるシミの発生を抑えるなどの美肌効果も期待できます。


モリンガの使い方

モリンガの人気の理由のひとつがその使いやすさです。
サプリメントで摂り入れることもできますが、今回はパウダータイプで日々の生活に簡単に取り入れる方法をご紹介します。


青汁のように溶かして飲む

モリンガパウダーはお湯で溶かすだけで簡単にお飲みいただけます。
溶けにくい場合はかき混ぜながらお飲みいただく事で美味しくお召し上がりいただけます。
抹茶のような味、麦茶やほうじ茶を感じさせる香ばしさが印象的で、クセが少なく飲み口もコクがあって深みがあります。

ティータイムのお茶の代用としておすすめです。


スムージーやヨーグルトと一緒に

スムージーの材料のひとつとして、また、ヨーグルトに振りかけてもお使いいただけます。
モリンガはクセが少ないので、他の食材との相性も問題ないものが多いです。


料理やお菓子作りに

お料理の隠し味やお菓子づくりにお使いいただけます。
抹茶のようにシフォンケーキやマカロン、クッキーなど様々なお菓子づくりにおすすめです。


モリンガオイルの使い方

モリンガオイルは、モリンガの種子から採れるオイルです。保湿効果が高いオレイン酸が70%含有されており、肌に馴染みやすく滑らかなオイルです。
お肌の毛穴のケアやハリツヤを保ちたい時のスキンケアに取り入れてみると良いとされています。
他にも、ヘアケア、ボディと全身のトリートメントやマッサージオイルとしても使えます。
また、関節痛などの痛みを和らげてくれるなどの腫れや炎症の緩和、フケを抑えるなどの頭皮のトラブル、ニキビや湿疹などを緩和するなど薬効作用もあるといわれています。

食用としても利用され、肝臓の不調に良いと言われています。
揚げ物や炒め物に使えます。



モリンガの一日の摂取量と副作用

モリンガパウダーの1日の摂取量目安は、3gです。
3gは、約小さじ1程です。
モリンガは栄養価が高いからと、極端に多い量を摂取することはおすすめできません。
小さじ1以上を摂ると、栄養過多となってしまいます。
ビタミンAが豊富に含まれているので、妊娠中の女性や妊娠の可能性がある女性は、特に摂取量に気を付けてください。
また、食品アレルギーのある方、薬の服用や通院中の方は、医師にご相談の上お召し上がりください。
体質により摂取量によって、おなかが緩くなる場合があります。


まとめ

日本でも注目され人気が上昇しているスーパーフード「モリンガ」。

サプリメントやパウダーで主に流通していますが、モリンガは様々な使い方が楽しめるパウダーがおすすめです。
青汁のように飲んだり、お菓子づくりにも利用できます。
抹茶のような味わいでクセが少なくとても飲みやすいのも特徴です。

美容や健康に嬉しいモリンガを毎日の生活に楽しく美味しく取り入れましょう。

モリンガは少量で多くの成分を摂取することができます。1日3gを目安に、長期的に継続してくださいね。



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