女性の味方！ラズベリーリーフティーの効果とは？飲み方やおすすめブレンド。

ラズベリーとは、バラ科キイチゴ属の低木になる果実のことで、ラズベリーリーフはそのラズベリーの葉のことです。
花が咲く前の柔らかい新芽の部分を乾燥させ、ハーブティーとして使用されます。
生理痛や出産時の陣痛の痛みを和らげるハーブとして有名で、ヨーロッパでは「安産のハーブ」「マタニティハーブ」とも呼ばれ、出産準備として飲まれていたり、妊婦さんへのプレゼントとして人気です。

他にも、月経前症候群や子宮強壮、月経過多などの症状を緩和させるのにも使われるなど、女性にとって心強いハーブです。

ラズベリーというと、甘酸っぱいイメージがありますが、ラズベリーリーフティーには酸味はありません。
あっさりとしていてクセがないので飲みやすく、ほうじ茶や薄い緑茶などお茶に近い味わいに、ほんのり甘い香りです。

ラズベリーリーフは、「安産のハーブ」「ウーマンズハーブ」「マタニティハーブ」と呼ばれ、女性にとって強い味方のハーブです。
ポリフェノールの一種であるフラガリンやエラグ酸、ビタミンＢ群やビタミンC、鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
ラズベリーリーフの効果・効能を詳しくみてみましょう。

参考：「ラズベリーリーフ：女性にうれしい！ラズベリーリーフの効果・効能」特定非営利活動法人　日本メディカルハーブ協会

ラズベリーリーフには、フラガリンというポリフェノールが含まれ、子宮筋や骨盤の筋肉を調整し、陣痛を和らげ、安産に導いてくれるとされています。
また、血液の材料となる鉄分をはじめ、ビタミンC、B群、カルシウムなど豊富な栄養素が母体の回復力を高め、母乳の分泌を促し、母乳の栄養価を高めてくれるとされています。

ラズベリーリーフは、女性ホルモンのバランスを整え、子宮周辺の筋肉の調整をする働きがあり、月経痛、月経不順、月経前症候群といった月経のトラブルを改善する効果や、更年期のつらい症状を緩和する効果が期待できます。

ラズベリーリーフは、子宮強壮剤とも呼ばれ、ハーブや助産の世界で、出産年齢の女性のための貴重なハーブ療法として使用されています。
子宮を引き締め、受胎適性を向上させる働きがあるとされています。

参考：「妊娠力を高めるハーブ強壮剤：レッドラズベリーの葉」Natural Fertility info

ラズベリーリーフには、粘膜の炎症を鎮める働きや、組織を引き締める収れん作用、けいれんを抑える鎮痙作用などがあり、喉の痛みや口内炎、軽い下痢といった症状にも有効だとされています。
また、鼻のムズムズなど花粉症の諸症状の緩和にも役立つとされています。

ラズベリーリーフに含まれるエラグ酸には、メラニン色素の生成に関与する酵素チロシナーゼの活動を抑制する働きがあり、シミやソバカスの予防効果が期待できます。
また、ビタミンCやフラボノイドも含まれ、紫外線によるダメージを軽減し、肌の保湿力を高める効果が期待できます。

ラズベリーリーフには、疲労感の低減やストレスを緩和する効果が期待できます。

参考：「ラズベリーリーフティー飲用後のストレスや疲労感及び気分の変化」日本健康心理学会

ラズベリーリーフに含まれるエラグ酸には、体脂肪、血中中性脂肪、体重、BMI 値、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径、血中脂質（総コレステロール、LDL-コレステロール、HDLコレステロール）、及び内臓脂肪を有意に改善させる効果があります。

参考：「機能性関与成分である「エラグ酸」を含む食品を経口摂取した場合における体重、体脂肪、及び血中中性脂肪に対する機能性に関する研究レビュー」

【淹れ方】
１．ティーポットにラズベリーリーフをティースプーン２杯程度を入れ、熱湯300ml注ぐ
２．３分程蒸らす
３．茶こしで濾しながらティーカップに注ぐ

『お産のお茶』として親しまれているハーブティーです。
出産間近の妊婦さんや、産後の授乳期の方、また、女性ならではの症状や、妊活中の方にもおすすめです。※妊娠後期(8か月目以降)からお飲みいただけます。

喉がイガイガするときや、口内炎が気になるときには、少し濃い目に入れたラズベリーリーフティーでうがいすると症状が緩和されるとされています。

【生理等の女性特有のお悩み】
・月経痛、月経不順、月経前症候群といった月経のトラブルに。

【貧血予防】
・鉄分も豊富！貧血気味な時や産後の貧血に。

【リラックスしたい時】
・ほんのりとやわらかく甘い香りでリラックス♪ノンカフェインなので就寝前のくつろぎタイムにも。

【産後の母乳の出の助けに】
・ビタミン、ミネラルが多く含まれているので母乳不足に。また体内のホルモンバランスを整える働きで母体回復にもおすすめ！

【出産間近の妊婦の方に】
・妊娠後期から出産をサポートし、陣痛の痛みを和らげるのに。（子宮を刺激する働きがある為、妊娠初期～中期の使用は避けて下さい。）

ラズベリーリーフティーは単品でも飲みやすいハーブですが、他のハーブとのブレンドでも美味しくお飲みいただけます。

《妊娠後期の妊婦さんにおすすめのブレンド》
・ラズベリーリーフ（ティースプーン1/2杯）
・ルイボス　　　　（ティースプーン1/2杯）
・ローズヒップ　　（ティースプーン1/2杯）

《リラックスしたいときにおすすめのブレンド》
・ラズベリーリーフ（ティースプーン1/2杯）
・ローズレッド　　（ティースプーン1/2杯）
・レモングラス　　（ティースプーン1杯）


また、紅茶や緑茶、ルイボスなどとブレンドするのもおすすめです。

子宮を収縮する働きがあるため、妊娠初期から中期(7か月目まで)の方はご使用をお控えください。
妊娠後期（８か月以降）の方でも、多胎妊娠、早産傾向にある方は医師にご相談ください。

ラズベリーリーフティーに限らずハーブティーの過剰摂取は、嘔吐や下痢などの副作用が起こる場合がありますのでご注意ください。
１日２～３杯を目安にお飲みください。

女性特有の悩みを手助けするお茶として知られているラズベリーリーフティー。また、欧米では「出産準備のためのお茶」として伝統的に活用されてきました。
安産に向けた心と体の準備としてティータイムに、また、気持ちを落ち着かせるアイテムとして水筒に入れて陣痛中の水分補給として飲むのもおすすめです。